11:40 AM - 12:00 PM
[3609] Introduction to the blocking the micro-water-channels by using microorganism
司会:迫田昌敏(JOGMEC)
Keywords:微生物, 閉塞, バイオフィルム, 水酸化鉄, コロイド
石油・天然ガスの分野においても、効率よく生産活動を継続するためには、地下の亀裂等の水路を制御する技術が重要である。本発表においては、石油・天然ガス分野において、微生物を利用した亀裂の閉塞技術および微生物によって引き起こされる地層の閉塞について、検討例を紹介する。
石油の生産においては、油層内に水を圧入することによって油層内の圧力を維持して生産量を維持する方法が用いられるが、油層内に亀裂等が存在すると、圧入した水が亀裂を伝って生産井にブレークスルーしてしまい、生産効率が極端に低下することが問題となる。このように亀裂が卓越した油田において、バイオフィルムを生成する微生物を油層内に圧入して培養し、亀裂の閉塞とそれに伴う水路の制御により、石油の増産が図られた実例を紹介する。
また、水溶性天然ガス田においては、地下からメタン溶存かん水を生産し、地上でメタンとかん水を分離した後、地盤沈下防止のため、再びかん水が地下に還元される。しかし、還元井周辺の地層に目詰まりが生じ、かん水の還元性が低下することが問題となっている。この目詰まりの原因として、地層中に棲息する微生物の影響を検討した例も紹介する。
石油の生産においては、油層内に水を圧入することによって油層内の圧力を維持して生産量を維持する方法が用いられるが、油層内に亀裂等が存在すると、圧入した水が亀裂を伝って生産井にブレークスルーしてしまい、生産効率が極端に低下することが問題となる。このように亀裂が卓越した油田において、バイオフィルムを生成する微生物を油層内に圧入して培養し、亀裂の閉塞とそれに伴う水路の制御により、石油の増産が図られた実例を紹介する。
また、水溶性天然ガス田においては、地下からメタン溶存かん水を生産し、地上でメタンとかん水を分離した後、地盤沈下防止のため、再びかん水が地下に還元される。しかし、還元井周辺の地層に目詰まりが生じ、かん水の還元性が低下することが問題となっている。この目詰まりの原因として、地層中に棲息する微生物の影響を検討した例も紹介する。
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