MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-43] Prediction of environmental fate and risk assessment of 1,4-Dioxane

伊東玄樹1, 中村謙吾2, 駒井武2 (1.東北大学 工学部機械知能・航空工学科, 2.東北大学大学院 環境科学研究科)

Keywords:1,4-ジオキサン, 土壌汚染, 環境リスク, 環境動態

有害化学物質による土壌汚染対策は急務の課題であり、健康リスクが高いとされる新規の化学物質に対して法規制の適用が求められている。1,4-ジオキサンは、難分解性の合成化合物であり、環境中に蓄積され易い。工業的利用の多くは有機溶剤及びその安定剤であり、産業廃棄物や不法投棄現場からの土壌や地下水への移行が懸念されている。1,4-ジオキサンの土壌層や帯水層における環境動態には不明な点が多く、特に土壌への吸着、土壌からの地下水への移行、土壌ガス挙動などに関するパラメータの収集及び解析に大きな課題が残されている。そのため、従来のVOCsに比べて土壌既状調査が困難であることが指摘されており、国内では土壌・地下水調査の事例はほとんど進んでいない。本研究では、国内外の1,4-ジオキサンの土壌に関する知見や土壌からの地下水への移行、土壌ガス挙動などに関するパラメータの収集と、日本国内における1,4-ジオキサンの供給量や使用用途から想定される人の健康リスクの評価を行った。今後、日本国内の様々な土壌を用いて、1,4-ジオキサンの土壌及び地下水における残留性、移動性、反応性などの環境因子を実験的に収集していく。


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