MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-44] Study on pot-cultured arsenic hyperaccumulators and their rhizobacterial community

牧田涼太1, 簡梅芳1, 永山浩史1, 井上千弘1 (1.東北大学大学院環境科学研究科)

Keywords:ヒ素超蓄積植物, ファイトレメディエーション, 根圏微生物, ヒ素

低濃度・広範囲なヒ素汚染土壌の浄化方法として、ヒ素超蓄積植物のモエジマシダ(Pv)やイノモトソウ(Pm)を用いたファイトレメディエーションの適用が期待されている。先行研究により、Pvはヒ酸を主に吸収するが、土壌中の亜ヒ酸酸化には微生物の寄与が大きいと示唆される。本研究ではヒ素超蓄積植物とその根圏微生物に関する基礎的知見を得ることを目的とし、ヒ素の含有が確認された土壌を用いたPvとPmのポット栽培試験を東北大学校内において2014年7月から4ヶ月間行った。両シダともに地上・地下部においてヒ素の蓄積が確認されたが、温帯性のPmは亜熱帯性のPvより最終的なバイオマス量は大きくなった。また、両シダの根圏微生物相における優占菌種が異なったことから、両シダは根圏土壌に独自の微生物相を構築していることが示唆された。根圏試料から亜ヒ酸またはヒ酸耐性微生物を単離し、亜ヒ酸酸化を指標として調査した。得られた79株のヒ素耐性菌のうちの11株では亜ヒ酸酸化能力または亜ヒ酸酸化酵素遺伝子aroAを持つことが確認できた。これらの根圏微生物による亜ヒ酸酸化がPvとPmのヒ素吸収に寄与する可能性が示唆された。


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