MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

環境

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-48] Mechanism investigation and quantitative modeling for mercury removal from wastewater by co-precipitation with ferrihydrite

加藤達也1, 所千晴2 (1.早稲田大学 創造理工学研究科, 2.早稲田大学 理工学術院)

Keywords:水酸化第二鉄, 水銀, 除去機構, モデリング, 表面錯体

廃水中の水銀は有害金属元素の中でも厳しい基準値が設けられており、より効率的で確実な処理方法が求められている。一般的に、水銀含有廃水は硫化物法を用いて処理が行われることが多いが、殿物の酸化による再溶出も懸念されるほか、さらに処理後のCOD処理が必要になるなど、課題も多い。そこで本研究では、比較的希薄な水銀の処理を目的として、水酸化第二鉄を用いた共沈法による検討を行い、共沈実験と吸着実験を比較検討することで、共沈法による除去機構の解明し、さらに定量モデルを構築することを目的とした。 模擬水銀廃水に対しpHに対する除去特性を調べたところ、pH4で最も良好に除去されることを確認した。次にpH4における収着等温線の作成および固体分析を行い、共沈・吸着法ともに、水銀の除去は、水酸化第二鉄表面への表面錯体形成だけでなく、Hg/Feモル比が大きくなるにつれ表面沈殿形成によっても達成されていることを確認した。 実際の水銀含有廃水では、Hg/Feモル比が小さい場合が多く、主に表面錯体形成のみによって水銀が除去されると考えられるため、表面錯体モデルによって定量モデルの構築を行った。得られたモデルは、実験結果を良好に再現することを確認した。


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