MMIJ 2015,Matsuyama

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若手ポスター発表【コアタイム】

岩盤力学

Tue. Sep 8, 2015 4:00 PM - 5:30 PM メディアホール (愛媛大学)

[PY-87] Development of a new solidification technique using ureolytic bacteria

肥塚啓佑1, 檀上尭2, 中島一紀3, 川﨑了3 (1.北海道大学大学院工学院, 2.応用地質株式会社, 3.北海道大学大学院工学研究院)

Keywords:ビーチロック, 地盤改良, ウレアーゼ活性

我が国では、高度経済成長期に建設された港湾岸壁施設などの社会資本の老朽化が顕在化している。筆者らは、低コストかつ低環境負荷の港湾岸壁施設の修復・補強技術を新たに開発するために、ビーチロックを模擬した人工岩の開発に取り組んでいる。ビーチロックとは、海浜の砂礫が石灰質の物質で自然に固化した岩盤のことであり、他の堆積岩に比べて砂礫が堆積してから岩になるまでに比較的短い期間で形成される。複数あるビーチロックの形成要因の1つに微生物による影響が考えられることから、沖縄県内にあるビーチロック周辺の海砂から尿素分解菌を分離し、その尿素分解菌を用いてシリンジ内の砂を炭酸カルシウム析出により固化させる試験を実施した。目標とする固化した砂の一軸圧縮強さはコンクリートとほぼ同じ20MPa程度とし、砂に注入する菌体培養液の濃度を吸光度計により算出し、菌体培養液およびカルシウム固化溶液の濃度と一軸圧縮強さの相関性について検討した。その結果として、菌体培養液およびカルシウム固化溶液の濃度が増加すると、砂の固化が進行する傾向が見られ、固化試験を開始してから2週間後に10MPaを超える砂の一軸圧縮強さが得られた。


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