MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

最近の採掘技術に関するトピック

Tue. Sep 13, 2016 9:20 AM - 11:50 AM 第1会場 (テクノホール)

司会: 福井勝則(東京大学), 高木裕治(石灰石鉱業協会)

10:50 AM - 11:10 AM

[1105] Application of Surface Miner in Ube-Isa Limestome Mine.

正代知幸, 石田裕之, 三小田昌史 (宇部興産株式会社)

司会: 高木裕治(石灰石鉱業協会)

Keywords:岩盤切削機、機械掘削、最終残壁、低騒音・低振動・低粉塵

石灰石鉱山での採掘は発破工法が一般的であるが、騒音・振動・粉じん等周辺環境に与える影響は少なくない。宇部伊佐鉱山では周辺に多数の民家が存在し、最も近い箇所で離隔が150mしかなく、発破による採掘には制限があった。この度、発破に代わる機械掘削工法として国内で初めて岩盤切削機による連続掘削を実施した。
岩盤切削機は胴体中央部に掘削用回転ドラム(直径1,400mm)があり、その外周面に超硬チップを埋め込んだビットがらせん状に並んでいる。走行しながらドラムを手前からすくい上げる方向に回転させ、自重を反力にして連続的に岩盤を掘削する。今回導入した機械はWirtgen社(独)と奥村組土木興業株式会社が共同開発した機械で、日本の硬岩帯での採掘に対応できるほか、本体には散水装置と集じん機を備え、環境への影響が小さい特徴を持つ。
当鉱山では2012年度より導入を開始し、民家に近い箇所であっても連続的に掘削できることを確認した。また、掘削後にできる法面は非常に安定しており、最終残壁の安全性が向上することが期待されるほか、最終残壁の平均傾斜を急傾斜にすることで可採鉱量の増加も期待される。

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