MMIJ 2016,Morioka

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企画講演

YARO14-『岩』を調べる『手』

Thu. Sep 15, 2016 9:25 AM - 12:00 PM 第5会場 (13番講義室)

司会: 鴨志田直人(岩手大学), 奈良禎太(京都大学)

10:00 AM - 10:15 AM

[3504] Flow - share coupling behavior on single rock fracture under controlled pressure and temperature conditions

木下尚樹, 安原英明, 岡本哲徳 (愛媛大学)

司会: 鴨志田直人(岩手大学)

Keywords:岩石不連続面、熱環境、透水性、変形挙動

高温・高圧環境である地下深部は,鉱物の溶解・沈殿などの地化学的作用が顕在化し,その影響で岩盤の物理特性に変化が生じる.そのため,地下岩盤空洞の健全性評価を実施するにあたっては力学・化学・水理・温度の連成現象の把握が必要である.また,岩盤には不連続面が存在し,岩盤の力学的性質は不連続面の変形・強度特性に影響されるため,不連続面の水理学・力学特性の把握も重要となる. 本研究では,熱環境における不連続面の変形挙動評価を目的として,持続載荷せん断透水試験を実施した.軸に対し30º傾斜したSaw-cut不連続面を有する Φ5×10 cmの泥岩および砂岩の供試体を用い,三軸セル内で高温,高圧状態を保持して連続的に透水試験を実施し,透水性の変化を測定した.また,実験開始時と30日が経過する毎に,不連続面にせん断変位を生じさせることにより,軸差応力-軸ひずみ関係を得,その傾きを剛性として変化を評価した. 実験結果から,透過率は時間の経過に伴い減少する傾向がみられた.また,泥岩試料では90日経過後には剛性が50 %程度増加した.

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