MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

リサイクル・鉱物処理

Thu. Sep 15, 2016 1:00 PM - 4:00 PM 第7会場 (23番講義室)

司会: 林直人(産総研), 林浩志(三菱マテリアル)

3:15 PM - 3:30 PM

[3714] Biosorption of tungsten ion by heat-treated E.coli cells

長井覚史1, 荻崇1, 奥山喜久夫1, 牧野貴彦2 (1.広島大学工学研究科, 2.京セラ株式会社)

司会: 林浩志(三菱マテリアル)

Keywords:バイオソープション、タングステン、リサイクル

現在、都市鉱山からのレアメタル回収が重要視されている。その中でもタングステン(W)は超硬工具等に使用され、日本の製造業に必要な基礎素材である。現在、Wの回収はスクラップにアルカリ抽出法を適用し、イオン交換法で回収する方法が主流であるが、この手法では多くの薬剤を要する。そこで、本研究室ではEscherichia coli (E.coli)を使用したバイオソープションを用いたW回収について研究を行っている。E.coliを使用したWの吸着性能は熱処理をすることで飛躍的に向上することが確認できた。E.coli細胞を100℃で加熱してバイオソープションを行った場合、溶液中のWイオン(0.8 mmol/L)を1時間で回収することができた。吸着時間を比較すると、加熱しない細胞(7時間)と比べてかなり短い時間で吸着することに成功している。さらに吸着飽和量は未処理の細胞(0.62 mmol/g-E.coli)と比較して1.62 mmol/g-E.coliに増加した。加熱した細胞の表面電位と遊離アミノ酸を定量的に分析したところ、加熱した細胞は表面のζ電位の増加とアミノ酸濃度の増加が確認できた。

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