MMIJ 2016,Morioka

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一般講演

リサイクル・鉱物処理

Thu. Sep 15, 2016 1:00 PM - 4:00 PM 第7会場 (23番講義室)

司会: 林直人(産総研), 林浩志(三菱マテリアル)

3:30 PM - 3:45 PM

[3715] Effect of varying leaching conditions for arsenic bearing copper ore by pressure oxidation leaching

生沼竜二, 芳賀一寿, 柴山敦 (秋田大学)

司会: 林浩志(三菱マテリアル)

Keywords:浸出法、硫砒銅鉱、硫酸鉄(Ⅲ)

本研究では高ヒ素含有銅鉱石の処理方法として高温高圧浸出に着目し、硫砒銅鉱(Cu3AsS4)の浸出挙動を調査した。実験では硫砒銅鉱の浸出条件を明らかにするため、高温高圧条件を付与できるオートクレーブを使用し、CuとAsの浸出率や、浸出液中の濃度及び浸出残渣について調べた。浸出剤として塩化ナトリウムを0.34M添加した0.1Mの硫酸鉄(Ⅲ)を使用し、条件としては浸出温度160℃、容器内の全圧1MPa、浸出時間1時間を採用した。本報では、鉱石中の異なるヒ素品位の影響を調べるため、硫砒銅鉱と黄銅鉱(CuFeS2)を混合し、As品位を0.28, 0.71, 1.51%に調整した模擬鉱石を用いて浸出を行った。実験の結果、いずれの条件においてもCuが90%以上浸出し、Cu濃度10g/L程度の浸出液が得られた。一方、As浸出率は最大で15%程度となったが、浸出液中のAs濃度は0.05~0.1g/Lに留まった。また、浸出残渣をXRD解析した結果、Asはヒ酸鉄として浸出残渣に含まれていることを確認した。以上の結果から、ヒ素品位の異なる銅鉱石から、Cuを浸出液として回収し、Asは残渣として分離できる可能性を明らかにした。

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