資源・素材2016(盛岡)

講演情報(2016年8月18日付)

若手ポスター発表【コアタイム】

資源開発技術

2016年9月13日(火) 16:00 〜 17:30 第3会場 (銀河ホール)

16:00 〜 17:30

[PY-11] エネルギー作物に対する熱・アルカリ前処理がメタン発酵に及ぼす影響の検討

森康平1, 楠田啓1, 大土井克明2, 松本洋俊3, 日下英史1, 陳友晴1, 馬渕守1 (1.京都大学大学院エネルギー科学研究科, 2.京都大学大学院農学研究科, 3.株式会社アミタ持続可能経済研究所)

キーワード:エネルギー作物、嫌気性消化、熱・アルカリ処理、

食品廃棄物を原料とするメタン発酵では、残渣として消化液が排出される。この消化液は液肥として利用可能であるが、十分な活用がなされず、通常の有機廃液同様の処理が行われている例が多くみられる。この消化液処理にかかるコストが食品廃棄物メタン発酵の普及の障害となっており、消化液の有効活用法の確立が求められている。有効活用法の一つとして、エネルギー作物の栽培に消化液を液肥として利用し、成長・収穫したエネルギー作物を食品廃棄物と混合して再びメタン発酵の原料に活用するという循環方式が検討されている。しかしながら、エネルギー作物はセルロース系の細胞壁からなるために、メタン発酵では分解が困難でガス化率が低いという課題がある。そこで本研究では、エネルギー作物の一つとして期待されているエリアンサスに対して、下水汚泥や食品廃棄物の前処理で分解の促進効果が明らかとなっている熱・アルカリ前処理を施すことで、メタン発酵に及ぼす影響を検討することにした。その結果、熱・アルカリ前処理を施したエリアンサスを基質とした回分試験では、未処理の場合よりメタン発生量が増加することが確認された。

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