陸から海に至るビッグデータ探査技術－海洋底資源から陸上地熱資源まで－

[1301-12-04] 複数の地化学指標に基づく京都盆地地下水の滞留時間推定

^○柏谷 公希¹、多田 洋平¹、堀 太至¹、硲 隆太²、佐久間 洋一³、小池 克明¹ (1. 京都大学、2. 大阪産業大学、3. 東京工業大学)

司会: 木崎彰久（秋田大学）

キーワード：京都盆地、地下水、滞留時間、地化学指標、地下水流動状態

地下水は重要な水資源であり、その流動特性の把握は，過剰な揚水による水位低下や汚染物質の混入による水質悪化を防ぐ上で重要である。地下水の流動状態を明らかにし，さらに地下水の量や質の時間的変化を予測する上で，地下水の滞留時間に関する知見が有用となる。本発表では，トリチウム，六フッ化硫黄，溶存ガスなど複数の地化学指標に基づいて京都盆地に分布する地下水の滞留時間を推定した結果を示し，京都盆地における地下水の流動状態を解釈する。