11:15 AM - 11:30 AM
[2201-09-07] Catalytic effect of silver on dissolution of arsenic containing copper sulfide in sulfuric acid media
司会: 綱澤有輝(産業技術総合研究所)
Keywords:Arsenic containing copper sulfide, Dissolution, Silver
砒素成分を共に産出する銅鉱山は多数存在するため、銅と砒素を分離回収することが課題となっている。砒素成分は浮選による銅精鉱との分離が難しく、浮選の研究と共に、これら砒素成分を含んだ銅精鉱を湿式により処理する研究がなされている。しかし、主要な含砒素銅鉱物である硫砒銅鉱、四面砒銅鉱の浸出速度は低く、実用化されていない。
著者らは、最も重要な含砒素硫化銅鉱物である硫砒銅鉱の浸出促進を目的として、各種浸出実験および熱力学計算を行った。浸出実験の結果、高純度の硫砒銅鉱はほとんど浸出されなかったが、銀を不純物として含む硫砒銅鉱は2週間で50%以上の銅が浸出された。銀が重要な役割を果たしていると考え、銀イオンおよび硫化銀を添加して浸出実験を行ったところ、1週間で80%以上の銅が浸出される結果を得た。硫砒銅鉱浸出が銀添加により促進される機構を、銀イオンと溶液の酸化還元電位の相乗作用であることを熱力学計算の上で提案し、銀の添加と同時に酸化還元電位を調節した浸出実験を行ったところ、750mVの酸化還元電位において一日で70%の銅が浸出される結果を得た。
著者らは、最も重要な含砒素硫化銅鉱物である硫砒銅鉱の浸出促進を目的として、各種浸出実験および熱力学計算を行った。浸出実験の結果、高純度の硫砒銅鉱はほとんど浸出されなかったが、銀を不純物として含む硫砒銅鉱は2週間で50%以上の銅が浸出された。銀が重要な役割を果たしていると考え、銀イオンおよび硫化銀を添加して浸出実験を行ったところ、1週間で80%以上の銅が浸出される結果を得た。硫砒銅鉱浸出が銀添加により促進される機構を、銀イオンと溶液の酸化還元電位の相乗作用であることを熱力学計算の上で提案し、銀の添加と同時に酸化還元電位を調節した浸出実験を行ったところ、750mVの酸化還元電位において一日で70%の銅が浸出される結果を得た。
講演PDFファイルダウンロードパスワード認証
講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。
現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)
[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください