09:45 〜 10:00
[3201-10-03] 廃小型家電からの各種金属回収を目的とした破砕段階の評価
司会: 上田高生(産業技術総合研究所)
キーワード:廃小型家電、破砕機構、最大応力、破砕空間、多変量解析
廃小型家電にはレアメタル等多くの有用金属が使用されており,これらの回収が喫緊の課題となっている。過去の当研究室での研究では,携帯電話等に破砕・物理選別を施すことでこれら有用金属の濃縮を行なった。その破砕では2段階破砕を採用し,1段目破砕では筐体から基板を非破壊で取り出すこと,2段目破砕では分離された基板から実装部品を非破壊で取り出すことを目的とした。そして,1段目および2段目破砕の各目的に適した破砕機の選定を行なった。
本研究では,上記で使用した各種破砕機での産物の状態と破砕機構の関係の評価を目的としている。これまでの知見から破砕に影響を与えると思われる主要な因子を以下に絞り込んだ。(1)破砕媒体との衝突によって試料に与えられる最大応力値,(2)破砕媒体と破砕機壁面間の最短距離,(3)破砕空間体積,(4)破砕媒体のサイズ等,である。これら因子と産物の状態(基板脱離率・基板破壊率等)から,1段目破砕での上記因子の影響を多変量解析を用いて評価した。また,2段目破砕ではDEMシミュレーションを用いた破砕機内の部品剥離挙動の解析が過去の研究で報告されており,その結果(衝突エネルギー等)から破砕段階の評価を行なった。
本研究では,上記で使用した各種破砕機での産物の状態と破砕機構の関係の評価を目的としている。これまでの知見から破砕に影響を与えると思われる主要な因子を以下に絞り込んだ。(1)破砕媒体との衝突によって試料に与えられる最大応力値,(2)破砕媒体と破砕機壁面間の最短距離,(3)破砕空間体積,(4)破砕媒体のサイズ等,である。これら因子と産物の状態(基板脱離率・基板破壊率等)から,1段目破砕での上記因子の影響を多変量解析を用いて評価した。また,2段目破砕ではDEMシミュレーションを用いた破砕機内の部品剥離挙動の解析が過去の研究で報告されており,その結果(衝突エネルギー等)から破砕段階の評価を行なった。
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