10:00 AM - 10:15 AM
[3201-10-04] Proposal of Physical Separation Flow for the Recovery of Precious Metals from Municipal Waste Incineration Bottom Ash
司会: 上田高生(産業技術総合研究所)
Keywords:Municipal waste, Bottom ash, Physical separation, Precious metals recovery, Optimization of comminution and separation flow
一般廃棄物は,通常,焼却したのちにその灰をセメント原料として再利用しているが,この主灰の中には有用な金属が比較的多く含まれており,これらを回収する必要性が高まっている。
本研究の目的は,この焼却主灰中の各種金属の適切な回収フローを提案することである。そこで,焼却主灰の選別事業を行っているフロー中のフィードと各種産物について,XRFとICP-MSを用いた元素分析を行って各元素の選別挙動を明らかにするとともに,元素間の選別挙動の相関性を調べ,各種金属元素,特にAu・Ag等貴金属の選別フロー上での挙動を探った。また,各種粒子の単体分離性等の存在状態を調べるためにXRDとMLA分析を行ない,選別フロー中での各種単位操作の効果を評価した。
その結果,貴金属はCuやZnなどの重金属元素と共に挙動することが分かり,また,粒子表面の金属酸化物相を表面剥離粉砕することによって金属粒子の品位および単体分離性が向上し,選別後の比重選別重産物に単体金属粒子が濃縮することなどが分かった。これらの結果を基に,より効率的な焼却主灰の粉砕・選別フローを提案する。
本研究の目的は,この焼却主灰中の各種金属の適切な回収フローを提案することである。そこで,焼却主灰の選別事業を行っているフロー中のフィードと各種産物について,XRFとICP-MSを用いた元素分析を行って各元素の選別挙動を明らかにするとともに,元素間の選別挙動の相関性を調べ,各種金属元素,特にAu・Ag等貴金属の選別フロー上での挙動を探った。また,各種粒子の単体分離性等の存在状態を調べるためにXRDとMLA分析を行ない,選別フロー中での各種単位操作の効果を評価した。
その結果,貴金属はCuやZnなどの重金属元素と共に挙動することが分かり,また,粒子表面の金属酸化物相を表面剥離粉砕することによって金属粒子の品位および単体分離性が向上し,選別後の比重選別重産物に単体金属粒子が濃縮することなどが分かった。これらの結果を基に,より効率的な焼却主灰の粉砕・選別フローを提案する。
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