13:30 〜 14:00
[3501-05-02] 別子銅山における江戸時代と明治の近代化製錬の比較研究
司会: 中西哲也(九州大学)
キーワード:別子銅山、明治、銅製錬、住友、熱力学
これまで、別子銅山で江戸時代に操業されていた地域の鉱石、これを原料として得られた粗銅(床尻銅)、製品銅など、由来の明確な製錬遺物が分析されたことから、その分析結果に基づいて江戸期の製錬プロセスを定量的に説明することを試み、製錬条件を明らかにしてきた。今回は江戸時代と洋式製錬炉の導入を行った明治時代との製錬プロセス比較を行うことを目的に、明治25年の鉱石、鈹等のサンプルを分析し、その値を基に近代化によりいかなる変化があったか解析を行った。その結果につき述べる。
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