一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術・岩盤工学

2018年3月27日(火) 13:00 〜 15:45 第1会場 (3号館2F, 32号講義室)

司会:陳 友晴(京都大学),羽柴 公博(東京大学)

14:00 〜 14:15

[1105-14-05] IoTを活用した骨材輸送管理システムの構築に関する検討

○及川 碧瑠1、大塚 尚寛2、齊藤 貢2、今井 忠男3 (1. 岩手大学大学院工学研究科、2. 岩手大学理工学部、3. 秋田大学国際資源学部)

司会:陳 友晴(京都大学)

キーワード:骨材輸送、IoT、最適経路、管理システム

わが国における骨材需給量は、バブル崩壊とそれに続く構造改革等により、東日本大震災前には最盛期の4割程度にまで減少していた。しかし、東日本大震災からの復興需要や、国土強靱化、東京オリンピック開催決定等により、骨材需給量は、現在、回復傾向にある。しかし、人口減少社会の到来に伴う内需縮小により、骨材需要は将来的に減少していくことが予想される。また、今後、骨材の需給関係の地域間格差が、大都市部と地方で大きく進むことが想定される。すなわち、大都市部では骨材需要の減少は進むものの一定の需要は見込めるが、地方部では原石資源は豊富にあるが、骨材需要の大幅な減少により、骨材生産企業の存続が困難になることが想定される。そのため、これまで“地産地消”が基本であった骨材の流通に変革が起こることも考えられる。
 そこで本研究では、骨材輸送の最適経路を、輸送手段・時間・経費等を考慮に入れて設定する方法について検討した。また、設定した最適経路を、輸送者がスマートフォン等でリアルタイムに確認でき、かつ、事業場の事務所で輸送状況を総合管理できるシステムの構築について検討したので、その結果について報告する。

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