一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術・岩盤工学

2018年3月27日(火) 09:00 〜 11:45 第2会場 (3号館3F, 33号講義室)

司会:木﨑 彰久(秋田大学),濱中 晃弘(九州大学)

09:00 〜 09:15

[1201-10-01] 露天掘り鉱山採掘跡地におけるフライアッシュの酸性土壌への適用が植物生育に与える影響

○濱中 晃弘1、山崎 寛人1、笹岡 孝司1、島田 英樹1、松本 親樹2 (1. 九州大学、2. 産業技術総合研究所)

司会:木﨑 彰久(秋田大学)

キーワード:酸性土、フライアッシュ、植物生育、リハビリテーション

石炭火力発電所において産業廃棄物として発生するフライアッシュは通常、埋め立て処分がされているが、埋め立て場の制限があることなどから、有効利用をますます進めていく必要があると考えられる。フライアッシュはアルカリ性を呈することから、酸性土壌の矯正としての利用といった農業・緑化分野への利用拡大が期待される。一方、インドネシアの露天掘り石炭鉱山では、終掘後には荒廃した広大な採掘跡地が形成され、環境保全の観点から採掘跡地の再緑化を実施する必要がある。しかしながら、採掘跡地の酸性土壌を示す場所において植物生育が阻害されていることが確認されている。そこで本研究は、フライアッシュによる酸性土壌の矯正に着目し、インドネシアで広く造林木として植栽されているアカシアマンギウム(アカシア)を用いた室内生育試験を行うことで、フライアッシュの酸性土壌への適用に関して検討を行った。その結果、フライアッシュによる酸性土壌の矯正が認められ、適切な割合でフライアッシュを混合することで、植物生育の改善が可能になることが明らかとなった。

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