09:15 〜 09:30
[1201-10-02] 室蘭工業大学三笠石炭地下ガス化炭鉱における実験成果について
司会:木﨑 彰久(秋田大学)
キーワード:石炭地下ガス化、レーザ着火方式、同軸型UCG、環境監視、プラズマ放電処理
5年間の研究プロジェクトとして,石炭地下ガス化(UCG : Underground Coal Gasification)現場実験を実施した。炭層の露頭調査から始まり,鉱区を設定し,鉱業権(試掘権)を取得した。施業案,保安管理規定等を作成して,小規模な同軸型UCG実験を行うことができた。
このプロジェクトは,コンパクトで効率の良いガス化手法や石炭への着火システム,ガス化・燃焼領域を推定する手法等を開発する「高度UCGシステム開発」サブプロジェクトと,生産ガスを無害化,分離,貯蔵,利用を検討する「生産ガス・熱の高効率活用」サブプロジェクト,および大気,地表,地下への影響を監視する「環境監視・評価」サブプロジェクトから成っている。
実験では,地表とガス化位置の距離が約12mと短いため,ガス化の時間を24時間に制限した。その結果,当初の予定通り実験を遂行でき,生産ガスを回収した。生産ガスの成分は,塊炭を用いたこれまでのUCG実験とほぼ同様であった。また,このガス化による周辺環境への影響は全く見られなかった。
今後は,ローカル・エネルギー源としてのUCGの活用を目指し,実証試験に向けて準備を進める予定である。
このプロジェクトは,コンパクトで効率の良いガス化手法や石炭への着火システム,ガス化・燃焼領域を推定する手法等を開発する「高度UCGシステム開発」サブプロジェクトと,生産ガスを無害化,分離,貯蔵,利用を検討する「生産ガス・熱の高効率活用」サブプロジェクト,および大気,地表,地下への影響を監視する「環境監視・評価」サブプロジェクトから成っている。
実験では,地表とガス化位置の距離が約12mと短いため,ガス化の時間を24時間に制限した。その結果,当初の予定通り実験を遂行でき,生産ガスを回収した。生産ガスの成分は,塊炭を用いたこれまでのUCG実験とほぼ同様であった。また,このガス化による周辺環境への影響は全く見られなかった。
今後は,ローカル・エネルギー源としてのUCGの活用を目指し,実証試験に向けて準備を進める予定である。
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