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[1308-17-08] 高ヒ素含有銅精鉱の高温高圧浸出における浸出助剤の影響
司会:三木 一(九州大学)
キーワード:高温高圧浸出、銅、ヒ素、オートクレーブ
本研究では、ヒ素品位が異なる2種類の高ヒ素含有銅精鉱(精鉱A、B)へ高温高圧浸出法を適用し、銅とヒ素の分離挙動を調査した。浸出試験には、高温高圧条件を付与できるオートクレーブを使用した。浸出剤には、蒸留水、0.1 mol/Lの硫酸鉄(Ⅲ)を用いたほか、浸出助剤としてCl濃度が0.34 mol/LになるようNaCl、KCl、FeCl3、CaCl2をそれぞれ添加した。その他、実験条件は浸出温度160℃、容器内の全圧1 MPa、浸出時間1時間を適用した。実験の結果、精鉱Aではいずれの条件においても銅の浸出率が90%以上、ヒ素の浸出率は30%以下となった。精鉱Bでは浸出剤として硫酸鉄(Ⅲ)とNaCl及び蒸留水とFeCl3を適用した際に、銅の浸出率90%程度、ヒ素の浸出率5%以下となり、両者ともに高い分離性を確認した。
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