一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

環境・リサイクル

2018年3月27日(火) 13:00 〜 17:15 第4会場 (3号館4F, 35号講義室)

司会:飯塚 淳(東北大学),鶴田 猛彦(八戸工業大学),沖部 奈緒子(九州大学)

16:00 〜 16:15

[1410-24-11] 微生物を用いた水溶液からのコバルト、セシウム、ストロンチウムの除去、分離、回収

○鶴田 猛彦1、立花 純1、横山 和也1、長根 貴宏1、小関 裕也1、長根山 侑人1 (1. 八戸工業大学)

司会:沖部 奈緒子(九州大学)

キーワード:セシウム、コバルト、ストロンチウム、除去、アルスロバクター ニコチアナエ

東日本大震災による福島原発事故以来、微生物を用いたCo、Cs、Srの水溶液からの除去についてバッチ法で検討してきた。これらの金属イオンの中でCoとSrは実験条件を調節することにより、完全な除去が可能であった。これらの金属は放射性同位体の除去の観点からはCsの除去を完全に行うことができれば、当初の目的を達することが可能であると考えていた。しかしながら、これらの金属は有用資源でもあり、その分離、回収を行うことも重要な課題であると考えられる。本発表では、カラム法を取り入れ各金属イオンの除去、分離、回収を試みた。pH 5.0の各金属イオンをポリアクリルアミドで固定化したArthrobacter nicotianae 菌体カラムに吸着させたところ、バッチ法とは異なり、完全に各イオンを吸着させることができた。吸着された各金属イオンを濃度を段階的に変化させた希塩酸溶液を用いて脱着させたところCsがまず遊離されてきたが、CoとSrは完全な分離が難しく、混合状態で脱着されてきた。そこで、固定化微生物を用いたバッチ法とカラム方を併用したこれらの金属イオンの完全な除去、分離、回収法を検討したので報告する。

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