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[1508-13-02] 東予電解における高電流密度操業について
司会:中野 博昭(九州大学)
キーワード:銅電解、高電流密度、アノード不働態化
住友金属鉱山㈱東予工場は種板法を用いた第一電解、新居浜電解とISAプロセスを導入した第二電解の3つの電解工場を有している。2005年5月に第二電解の稼働を開始し、3電解工場で合計450,000t/年の電気銅生産能力を有するに至った。しかしながら、高電流密度操業を実施した際には、アノード不働態化が散発的に発生し、生産性を大きく低下させてきた。調査の結果、アノード不働態化発生は電解液中のCu、Ni濃度に大きく起因していることがわかった。そのため、Cu、Ni濃度の閾値を決め、管理を徹底することで不働態化の抑制を図ることができた。また、合わせて極板性状改善に取り組んだ結果、2016年度には単一製錬所では本邦初となる電気銅生産450,000t/年を達成するに至った。本報告では、不働態化を抑制と高電流密度操業の安定化に向けて実施した種々の取り組みについて報告する。
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