MMIJ Annual Meeting 2018

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企画講演

銅電解における高電流密度電解とそれに伴う不動態化

Tue. Mar 27, 2018 1:00 PM - 3:50 PM Room-6 (.)

司会:中野 博昭(九州大学),邑瀬 邦明(京都大学)

1:55 PM - 2:20 PM

[1508-13-03] The case of passivation and recent efforts for stable operation of the Tankhouse at Naoshima Smelter & Refinery

Takashi Yamashita1, ○Takashi Ikemoto1 (1. MITSUBISHI MATERIALS CORPORATION)

司会:中野 博昭(九州大学)

Keywords:Current density, Passivation, Copper anode

直島電解工場では極板の垂直性向上により電流効率が上昇し、また1998年から2001年にかけて電流密度を226A/m2から260A/m2に徐々に上昇させ、現在も260A/m2での操業を行っている。
 電流密度260A/m2での操業開始直後に、広範囲でのアノード不動態化が発生した。調査の結果、As濃度が低いアノードが原因と考えられた為、アノード中の不純物濃度の基準変更を行った。その後は広範囲でのアノード不動態化は発生していない。
 一方、原料の多様化によりアノード中不純物濃度が大きく変化しており、電気銅の品質安定化の為にアノード中不純物の変化による電解工程への影響について、実電槽または小型電槽を用いて調査を行った。
 また最近の取り組みの一つとして、電気銅増産を目的としてアノード単重を増加させる為に、アノードの厚みを変えず面の広さを大きくしたワイドアノードを使用した操業の検討を行った。
 本報では2001年に発生した不動態化の事例、最近のアノード中不純物濃度変化による影響調査、ワイドアノード試験について報告する。

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