1:55 PM - 2:20 PM
[1508-13-03] The case of passivation and recent efforts for stable operation of the Tankhouse at Naoshima Smelter & Refinery
司会:中野 博昭(九州大学)
Keywords:Current density, Passivation, Copper anode
直島電解工場では極板の垂直性向上により電流効率が上昇し、また1998年から2001年にかけて電流密度を226A/m2から260A/m2に徐々に上昇させ、現在も260A/m2での操業を行っている。
電流密度260A/m2での操業開始直後に、広範囲でのアノード不動態化が発生した。調査の結果、As濃度が低いアノードが原因と考えられた為、アノード中の不純物濃度の基準変更を行った。その後は広範囲でのアノード不動態化は発生していない。
一方、原料の多様化によりアノード中不純物濃度が大きく変化しており、電気銅の品質安定化の為にアノード中不純物の変化による電解工程への影響について、実電槽または小型電槽を用いて調査を行った。
また最近の取り組みの一つとして、電気銅増産を目的としてアノード単重を増加させる為に、アノードの厚みを変えず面の広さを大きくしたワイドアノードを使用した操業の検討を行った。
本報では2001年に発生した不動態化の事例、最近のアノード中不純物濃度変化による影響調査、ワイドアノード試験について報告する。
電流密度260A/m2での操業開始直後に、広範囲でのアノード不動態化が発生した。調査の結果、As濃度が低いアノードが原因と考えられた為、アノード中の不純物濃度の基準変更を行った。その後は広範囲でのアノード不動態化は発生していない。
一方、原料の多様化によりアノード中不純物濃度が大きく変化しており、電気銅の品質安定化の為にアノード中不純物の変化による電解工程への影響について、実電槽または小型電槽を用いて調査を行った。
また最近の取り組みの一つとして、電気銅増産を目的としてアノード単重を増加させる為に、アノードの厚みを変えず面の広さを大きくしたワイドアノードを使用した操業の検討を行った。
本報では2001年に発生した不動態化の事例、最近のアノード中不純物濃度変化による影響調査、ワイドアノード試験について報告する。
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