10:15 〜 10:30
[2401-09-04] 太陽光パネルからの高純度ガラス製造における電気パルス粉砕の効果
司会:西須 佳宏(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
キーワード:太陽光パネル、電気パルス粉砕、高純度ガラス、EVA、分離効率
太陽光発電の導入量は増加傾向にある一方で,太陽電池の寿命は20年程度とされており,今後,廃棄される太陽光パネルの量が大幅に増加すると推定される。
太陽光パネルはガラス,樹脂,太陽電池セル,バックシートなどで構成されている。ガラスは重量割合で約70 %を占め,アルミ枠を取り外すと約80 %を占めるが,現在,これらのリサイクル手法,特に高純度ガラスを製造する方法が確立されていない。その理由として,ガラスは透明樹脂であるEVAと強力に接着しており,その分離が困難であるためである。本研究では,異相境界面を優先的に破壊することができる電気パルス粉砕(ED)を用いて,ガラスとEVAを分離する最適粉砕条件の検討を行なった。本プロセスでは,まず,アルミ枠を取り外した場合とそうでない場合の両廃太陽光パネルをシュレッダー破砕・比重選別したガラス濃縮産物を試料として,ED粉砕の適正条件を検討した。各条件での産物は,粒群ごとに成分分析を行うことでガラスとEVAの分離状況を把握し,ふるい分けにおける各主成分の分離状況を推定した。
太陽光パネルはガラス,樹脂,太陽電池セル,バックシートなどで構成されている。ガラスは重量割合で約70 %を占め,アルミ枠を取り外すと約80 %を占めるが,現在,これらのリサイクル手法,特に高純度ガラスを製造する方法が確立されていない。その理由として,ガラスは透明樹脂であるEVAと強力に接着しており,その分離が困難であるためである。本研究では,異相境界面を優先的に破壊することができる電気パルス粉砕(ED)を用いて,ガラスとEVAを分離する最適粉砕条件の検討を行なった。本プロセスでは,まず,アルミ枠を取り外した場合とそうでない場合の両廃太陽光パネルをシュレッダー破砕・比重選別したガラス濃縮産物を試料として,ED粉砕の適正条件を検討した。各条件での産物は,粒群ごとに成分分析を行うことでガラスとEVAの分離状況を把握し,ふるい分けにおける各主成分の分離状況を推定した。
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