一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング

2018年3月28日(水) 09:15 〜 12:00 第6会場 (2号館1F, 212号講義室)

司会:永井 崇(千葉工業大学),安田 幸司(京都大学)

10:00 〜 10:15

[2501-10-04] 金属チタン脱酸プロセスのための有機溶媒を用いた金属塩化物リーチング

○井上 貴博2,1、宇田 哲也1 (1. 京都大学、2. 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ)

司会:永井 崇(千葉工業大学)

キーワード:チタン、リサイクル、有機溶媒、酸化物除去、リーチング

チタンスクラップのリサイクル方法としてチタンスクラップ中の酸素を金属カルシウムで脱酸する方法が検討されている。このプロセスでは脱酸時に副生される酸化カルシウム(CaO)のフラックスとして塩化カルシウム(CaCl2)を用いるが、現在のところ、CaCl2-CaOの除去方法には水洗しかなく、また、CaCl2水和物は、加熱により加水分解を起こすため、CaCl2の再利用という観点で問題がある。そこで本研究では水洗に代替するプロセスとして有機溶媒による金属塩化物のリーチングとそれによる金属酸化物の分離を検討した。リーチングに適した溶媒の選定のために金属塩化物の溶解度、金属酸化物の溶解度を測定した。さらに溶液からの金属塩化物の再分離方法として真空蒸留と晶析抽出を検討した。

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