MMIJ Annual Meeting 2018

Presentation information

企画講演

鉱業史

Thu. Mar 29, 2018 9:00 AM - 11:40 AM Room-1 (.)

司会:中西 哲也(九州大学総合研究博物館),久間 英樹(松江工業高等専門学校)

10:00 AM - 10:30 AM

[3101-05-03] Verification of Mine Pictorials based on 3D Laser Scanned Data of Mine Ruins

○Hideki Kuma1, Hisao Fukuoka2, Atushi Moriuti3 (1. Matsue National College of Technology, 2. Tokyo Denki University, 3. The yu-no-oku Museum of Gold Mining History)

司会:中西 哲也(九州大学総合研究博物館)

Keywords:3D laser scanner, Mining picture, Mining ruins

全国各地の鉱山遺跡には多数の鉱山での活動を記載した絵図が残っている。特に新潟県佐渡金銀山は江戸時代中期から幕末まで100年以上にもわたり描き継がれており現在100点以上の絵図が残されている。絵図には坑道内での採掘方法、製錬方法、小判製造方法に至るまで克明に記載されている。またそれらは大学、図書館、博物館等のデジタルアーカイブ等で自由に閲覧することが可能である。
 本報告では、佐渡金銀山坑道内の構造が絵図で描かれている相川地区にある「大切り山坑」、鶴子地区にある「大滝間歩と弥吉間歩」、新穂地区にある「百枚間歩」、また坑道内の排水を目的に工事された佐渡市相川地区にある「南澤疎水坑」について現存する坑道内を測定することによって絵図の検証をおこなった。測定には坑道内の内部構造や採掘方向を3次元点群データで表すことができる3次元レーザスキャナを使用した。その結果、「大滝間歩と弥吉間歩」「百枚間歩」「南澤疎水坑」は3次元レーザ測定結果と絵図が比較的良い一致を示した。しかしながら「大切り山坑」は内部構造が少し異なっていることがわかった。

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