一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術・岩盤工学

2018年3月29日(木) 09:00 〜 11:45 第2会場 (3号館3F, 33号講義室)

司会:加藤 昌治(北海道大学),齊藤 貢(岩手大学)

11:15 〜 11:30

[3201-10-09] 流体力学的影響を考慮した熱水配管内シリカスケール析出現象の記述

○岩田 優生1、三ケ田 均1、武川 順一1 (1. 京都大学)

司会:齊藤 貢(岩手大学)

キーワード:地熱、スケール、シリカスケール、流体力学、LBM

地下から熱水を取り出し発電を行う過程において,熱水配管,生産井,還元井及びタービンといったあらゆる発電システム内でシリカスケールの析出が起こる.スケール析出による流体流路の閉塞はエネルギー変換効率に大きく影響するため,予測・制御のための解析手法を構築することが非常に重要である.近年,定量評価や流速の反映に難がある化学的アプローチとは異なった,物理法則を用いるスケール析出シミュレーション手法が提案されているが,シリカ粒子挙動や流体計算の安定性に関して,より詳細な検討を行うべき要素が多く存在する.本研究では,これらを補い,より物理学的完備性の高い手法を構築することを目標とした.本研究による熱水配管内の流体計算では,流路がほぼ閉塞に至るまでのスケール形状が再現され,実測データと一致する特徴を記すことに成功した.これにより,スケール析出において,流体力学的影響が重要であることが改めて示唆された.

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