一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

一般講演

資源開発技術・岩盤工学

2018年3月29日(木) 09:00 〜 11:45 第2会場 (3号館3F, 33号講義室)

司会:加藤 昌治(北海道大学),齊藤 貢(岩手大学)

11:30 〜 11:45

[3201-10-10] 流体流動に伴う微小地震波を利用した貯留層内部流体性状の推定可能性の研究

○渡邉 旺智1、三ケ田 均1、武川 順一1 (1. 京都大学大学院)

司会:齊藤 貢(岩手大学)

キーワード:Passive seismic、格子ボルツマン法

近年、石油生産現場においてPassive Seismic Emission Tomography Method (PSET)の適用が進んでいる。PSETは石油生産に伴って貯留層内で生じる微小地震波を長期間に渡って観測したデータを利用し、貯留層内の性状を推定する手法である。しかしながら、石油生産現場における現在のPSETの利用法は流体の流れているであろう領域を推定するに過ぎない。本研究は、PSETで用いる微小地震波は流体流動に起因しているため、流体や貯留層の流路形状等の情報を含んでいると仮説を立て、その推定可能性を数値実験により検証した。格子ボルツマン法を用いて貯留層内のスロートを流れる水油二相流をシミュレーションし、流体流動によって生じる微小地震波を計測した。流体パラメータ及びスロート形状を変化させ、それぞれのケースで得られた地震波形のランニングスペクトルを比較したところ、PSETにおいて貯留層の流動域を推定するのみならず内部性状も推定できる可能性があることが示唆された。

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