一般社団法人資源・素材学会 平成30(2018)年度春季大会

講演情報(2018年2月23日付 確定版)

企画講演

選鉱・リサイクルにおける自動識別・制御技術

2018年3月29日(木) 09:25 〜 12:00 第3会場 (3号館4F, 34号講義室)

司会:古屋仲 茂樹(産業技術総合研究所)

10:30 〜 11:00

[3301-05-03] 廃製品群の運動挙動評価シミュレータにおける3次元形状モデリングについて

○片桐 淳1、古屋仲 茂樹1 (1. 国立研究開発法人産業技術総合研究所)

司会:古屋仲 茂樹(産業技術総合研究所)

キーワード:廃製品リサイクル、3次元形状、個別要素法

著者らのグループでは,これまでに小型家電製品リサイクルに資する,廃製品を自動的に選別するソーティングシステムを開発している。ベルトコンベア上を移動する過程で廃製品の重量や画像を計測するため,例えば,製品が重なり合っている場合には適切に選別できない。そのため,製品を自動的に一つずつ切り出し,単品供給するフィーダが必要である。しかし,既存のフィーダは特定のパーツ等を供給することを想定しており,種類や年式等により多種多様な形態を持つ廃製品には適用できない。そこで,新たなフィーダを設計するための研究開発の一環として,3Dスキャンした廃製品群の運動挙動を評価できる個別要素法(DEM)によるシミュレータの開発に着手している。DEMでは,球結合やポリゴン等により粒子形状をモデリングできる。本講演では,シミュレータの計算精度の鍵となる粒子形状モデリングの効率化を中心に,シミュレータベースの自動フィーダ開発の戦略についても紹介する。

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