選鉱・リサイクルにおける自動識別・制御技術

[3301-05-05] 深層学習を利用した画像認識技術のリサイクルへの適用

○古屋仲 茂樹¹ (1. 産業技術総合研究所)

司会：古屋仲 茂樹（産業技術総合研究所）

キーワード：リサイクル、画像認識、深層学習、ソーティング

本講演では、平成27年度～平成29年度の3年間にわたって実施した一般社団法人日本鉱業振興会助成による「選鉱・リサイクルにおける自動識別・制御技術に関する調査研究」の活動内容を報告する。本調査研究では、最近の情報技術の進化を選鉱・リサイクル分野おいて如何に活用するか、というテーマに着目し、委員会を組織して俯瞰的な調査と個別課題の基礎的な検討を行った。本調査研究の目的は、データ収集のための各種センサーの活用法、データベース構築法、データ解析法、そしてこれらに基づく自動識別・制御やマニュアル操作の自動化といった個別課題を調査し、最終的に情報を利用した新概念の選鉱・リサイクル技術を提案することであった。本調査研究を実施する過程で「深層学習を利用した画像認識技術のリサイクルへの適用」を新概念のリサイクル技術として抽出して、リサイクラー及び装置メーカにおける開発動向を調べるとともに、発表者らの研究グループでも深層学習利用型の自動認識装置（ソータ）を試作して基礎的な実験を行った。その概要について簡単に紹介する。