MMIJ Annual Meeting 2018

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一般講演

環境・リサイクル

Thu. Mar 29, 2018 9:00 AM - 12:00 PM Room-4 (.)

司会:和嶋 隆昌(千葉大学),晴山 渉(岩手大学)

10:30 AM - 10:45 AM

[3401-11-06] Purification of tin by alkaline leaching and electrowinning of tin concentrate from waste printed circuit boards

○Shigekazu Harada1, Kazutoshi Haga1, Yasushi Takasaki1, Shigeru Kawamura1, Atsushi Shibayama1 (1. Akita University)

司会:晴山 渉(岩手大学)

Keywords:Waste printed circuit boards, Tin recycling, Color sorting, Alkaline leaching, Electrowinning

日本において廃電子基板は、主に銅(Cu)製錬所で処理され、Cuおよび貴金属などが回収されている。しかし、廃電子基板に含まれるスズ(Sn)はCu溶錬工程においてスラグ相へ分配しやすい。スラグはセメントや路盤材に用いられるため、Snの金属としての回収率は低い。そこで、著者らはCu製錬投入前に廃電子基板からSnを選択的に濃縮・精製するプロセスの構築を目的とし、物理選別と化学的分離操作を組み合わせた新たなSnリサイクル技術の開発を目指している。これまでの研究において、粉砕基板の比重選別により得られたメタル混合物をカラーソーターにて選別し、Snを濃縮した。選別後に得られたSn濃縮物は、Sn品位36%であった。粉砕基板のSn品位は3%であるため、物理選別により約12倍の濃縮が可能であることが示された。Sn濃縮後は化学的分離操作によってSnを精製する。具体的には、Sn濃縮物を微粉末化処理し、水酸化ナトリウム水溶液による浸出により、Snを選択的に溶解し、電解採取によって金属スズに精製する。今回の報告では、水酸化ナトリウム水溶液を用いたSn濃縮物微粉末中の各元素の浸出挙動調査および浸出液を電解液とした電解採取試験の結果を報告する。

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