資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

若手ポスター発表

環境(2)

2018年9月11日(火) 14:15 〜 15:15 ポスター会場 (A棟 1階 A14・A15講義室)

14:15 〜 15:15

[PY-38] 炭酸塩の析出能力に着目した新たな微生物スクリーニング法

○菅原 雄太1、八重樫 彩1、中島 一紀1、川﨑 了1 (1. 北海道大学)

キーワード:バイオミネラリゼーション、微生物、ウレアーゼ、炭酸カルシウム

微生物を利用した低環境負荷の地盤固化方法として,ウレアーゼ産生微生物により尿素を加水分解し生成する二酸化炭素とカルシウム源から炭酸カルシウム(CaCO3)を析出させるMicrobial Induced Carbonate Precipitation(MICP)の研究が活発に行われている.MICPにおける有用菌体の単離には発色試薬でウレアーゼ活性の有無を確認するウレアーゼ活性試験があるが,活性が高い菌株でMICPに適さない場合もあり,新たなスクリーニング方法の開発が求められている.
そこで本研究では,MICPに有用なウレアーゼ生産菌のみを単離することが可能な効率的な新規スクリーニング法を確立した.具体的には,菌体コロニー周辺にCaCO3のハロを析出させる手法であり,これにより寒天培地上で有用菌株の目視選別が可能である.従来は,菌株のウレアーゼ活性を評価した後に,固化試験を行うことでMICPへの適用の可否を判定していたが,本スクリーニングではそれらを包括的に評価しながら菌体を選別することができるため,MICPに有用な微生物菌株を高効率かつ簡便に探索することができると考えられる.

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