資源・素材2018(福岡)

講演情報(2018年7月31日付 確定版)

一般講演

高温素材プロセッシング(2)

2018年9月12日(水) 10:45 〜 12:15 第2会場 (A棟 1階 A12講義室)

司会:夏井 俊悟(北海道大学)

11:15 〜 11:30

[3207-12-03] Kroll法における金属・MgCl2混合物の有機溶媒によるリーチング

○井上 貴博1,2、宇田 哲也1 (1. 京都大学、2. 株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ)

司会:夏井 俊悟(北海道大学)

キーワード:チタン、Kroll法、有機溶媒、リーチング

チタンの工業的な製錬方法はKroll法と呼ばれるバッチ方式が主流である。Kroll法では反応容器内で四塩化チタン(TiCl4)とマグネシウム(Mg)を反応させることで、チタン(Ti)と塩化マグネシウム(MgCl2)を生成する。生成されたMgCl2は未反応のMgとともに加熱真空蒸留によってTiから完全に分離される。この分離プロセスには1バッチあたりおよそ100時間を要し、Kroll法の生産性を律速する一因となっている。そこで本研究では加熱真空蒸留に代替する高速分離プロセスとして有機溶媒によるMgCl2のリーチングを検討した。リーチングに適した溶媒の選定のためにMgCl2の溶解度を測定した。さらに溶液からのMgCl2の再分離方法として真空蒸留と晶析分離を検討した。

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