MMIJ 2018,Fukuoka

Presentation information (2018/07/31 Ver.)

企画講演

最近の石炭等エネルギーの開発・利用の動向(1)

Wed. Sep 12, 2018 9:30 AM - 12:00 PM Room-5 (Fl.2.,Build. A. A22)

司会:岡部 修平(JCOAL)、司会:濱中 晃弘(九州大学)

11:40 AM - 12:00 PM

[3501-07-07] Study on the removal of sulfur during bitumen recovery from oil sand using ultrasound irradiation and tetrahydrofuran

○Hirokazu Okawa1, Nobuyuki Akasawa1, Wan Mohamad Ikhwan bin Wan Kamal1, Takahiro Kato1, Katsuyasu Sugawara1 (1. Akita University)

司会:岡部 修平(JCOAL)、司会:濱中 晃弘(九州大学)

Keywords:bitumen, oil sand, ultrasonic, tetrahydrofuran, desulfurization

カナダにおけるビチューメンの採取方法は大きく分けて地層内回収と露天掘りの2つである。ビチューメンが地表付近(<75m)に存在する場合は、オイルサンドとして露天掘りで採掘する。ビチューメンは常温では粘度が高く流動性を有しないため、熱水(100℃)や加熱蒸気(>100℃)を利用して粘度を低下させ、砂と分離する。我々は、より低温(45~85℃)にてオイルサンドからビチューメンを分離するため、超音波の利用を検討してきた。また、オイルサンドから回収したビチューメンは4.4-4.9wt%という高い硫黄量を含有する。そのため現状では、水素化脱硫法を用いて200~425℃の高い処理温度にてビチューメンから硫黄を除去している。低温にて脱硫する方法として、酸化脱硫法が報告されている。我々は超音波を用いてオイルサンドからのビチューメンを分離回収する際に脱硫を同時に行うことを検討し、テトラヒドロフラン(THF)を分散剤として使用することで良好な結果が得られることを見出した。本研究では、THFの使用量がオイルサンドからのビチューメンの回収率および脱硫率に与える影響について報告する。

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