一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

講演情報(2019年1月23日付 確定版)

企画講演

資源探査に関する研究の動向と大規模データプロセッシング

2019年3月6日(水) 13:00 〜 14:45 第1会場 (6号館 3階 631講義室)

司会:桑谷 立(海洋研究開発機構)、木崎 彰久(秋田大学)

14:00 〜 14:15

[1K0101-06-04] 疎性モデリングによる元素移動量の定量化

○桑谷 立1,2、赤穂 昭太郎3、吉田 健太1、上木 賢太1、大柳 良介1 (1. 海洋研究開発機構、2. 科学技術振興機構さきがけ、3. 産業技術総合研究所)

司会:桑谷 立(海洋研究開発機構)、木崎 彰久(秋田大学)

キーワード:スパースモデリング、アイソコン法、地球化学

地球物質科学で扱われる天然データのほとんどは組成データである.組成データは各化学種の相対的な比を示している一方,絶対量に関する情報を抽出することができない.例えば,変質現象の前後における岩石の化学組成データの両方を持っていたとしても,それだけでは変質に伴う物質移動量を特定することはできず,絶対量に関するなんらかの仮定や観察事実を必要とする.本研究では,疎性モデリングを用いることで,できるだけ恣意的な仮定を置かずに物質移動量を定量的に推定する解析手法を新たに開発した.疎性モデリングとは,変数がゼロになりやすいという事前知識を用いることで,システムに関する本質的な情報抽出を可能にする数理的解析技術のことである.本講演では,問題の背景と数理的手法を簡単に解説するとともに,天然データへの応用例や今後の発展について紹介する予定である.

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