一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

講演情報(2019年1月23日付 確定版)

企画講演

粉体精製工学部門委員会学生賞セッション

2019年3月6日(水) 13:00 〜 15:35 第4会場 (6号館 3階 636講義室)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、晴山 渉(岩手大学)

13:05 〜 13:20

[1K0401-09-01] アルカリ反応を用いた浚渫土中のセシウム固定化

○渡邊 健太郎1、和嶋 隆昌1 (1. 千葉大学)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、晴山 渉(岩手大学)

キーワード:セシウム、浚渫土、ポルーサイト 、固定化

2011年に発生した福島第一原発の放射線物質の漏洩によって、放射性セシウムを含む土壌がダムや溜池といった閉鎖性水域の底質に堆積しており、浚渫処理の際に多量の放射性セシウムを含む浚渫土が発生している。現在、分級・洗浄・脱水といった処理によって減容化を行い、管理が行われているが、この処理方法はセシウム溶出の可能性から一時的な管理に過ぎない。このことから、放射性セシウムが溶出することなく安全な管理が可能な固定化技術が求められる。本研究では、アルカリ水熱処理を用いて浚渫土中のセシウムを構造中に固定化するPolluciteの生成を試みる。所定量のCsClを砕石スラリーに添加し、模擬浚渫土を調整し、この模擬浚渫土に所定量のNaOHを混ぜ、耐熱容器に入れ、電気炉を用いて180 ℃で24時間加熱を行うことでPolluciteの生成を試みた。加熱後、水道水にて急冷して、ろ過を行い、抽出液と固体に分離し、抽出液中のSi、Al、Cs波長を原子吸光光度計で測定した。また、固体の鉱物組成を粉末X線回析(XRD)で同定した。

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