11:30 〜 11:45
[2K0301-08-07] JOGMECプロセスのパイロットスケール実証試験について
司会:林健 太郎(JOGMEC)、沖部 奈緒子(九州大学)
キーワード:坑廃水処理、パッシブトリートメント、自然力活用型坑廃水処理、硫酸還元菌
JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)では、坑廃水の自然力活用型処理技術に着目し、硫酸還元菌を活用し、もみ殻・米ぬか等が充填されたバイオリアクター<嫌気反応槽>で坑廃水中の金属を主に硫化物として析出・除去する“JOGMECプロセス”を考案し、実導入に向けた検討を進めている。
これまでに実坑廃水を用いた室内基礎試験や現地実証試験を行ってきており、特に平成28年からは、休廃止鉱山地内において、鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む酸性の坑内水を対象にしたパイロットスケール実証試験を開始した。同試験では、JOGMECプロセスの嫌気反応槽と、その前段で鉄を処理する鉄酸化・除去槽の組合せによる処理プロセスを採用し、嫌気反応槽1基あたり数L/minの処理量となる条件で試験を行い、その処理性能について確認するとともに、処理プロセスの最適化について検討している。
現在は、懸濁態粒子(硫化物として析出した金属成分と考えられる)の系外への流出対策等の課題に取り組んでおり、嫌気反応槽内において硫酸還元,金属の析出反応,析出粒子捕捉の場として考えられるもみ殻層を厚くすることで、懸濁態亜鉛の流出低下等が確認された。本稿ではこれらの結果について報告する。
これまでに実坑廃水を用いた室内基礎試験や現地実証試験を行ってきており、特に平成28年からは、休廃止鉱山地内において、鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む酸性の坑内水を対象にしたパイロットスケール実証試験を開始した。同試験では、JOGMECプロセスの嫌気反応槽と、その前段で鉄を処理する鉄酸化・除去槽の組合せによる処理プロセスを採用し、嫌気反応槽1基あたり数L/minの処理量となる条件で試験を行い、その処理性能について確認するとともに、処理プロセスの最適化について検討している。
現在は、懸濁態粒子(硫化物として析出した金属成分と考えられる)の系外への流出対策等の課題に取り組んでおり、嫌気反応槽内において硫酸還元,金属の析出反応,析出粒子捕捉の場として考えられるもみ殻層を厚くすることで、懸濁態亜鉛の流出低下等が確認された。本稿ではこれらの結果について報告する。
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