リサイクル

[2P0115-30-16] MgCl2系溶融塩を用いた電気炉ダストからのZnの溶出挙動

○西岡 裕貴¹、楊 肖¹、月橋 文孝¹ (1. 東京大学)

キーワード：電気炉ダスト、亜鉛、塩化マグネシウム

日本では粗鋼生産量の約2割はスクラップを原料とする電気炉鋼である。電気炉鋼製造過程でスクラップ中のZnは揮発して酸化物として電気炉ダストに濃縮する。循環型社会形成の観点から、電気炉ダストから貴重資源としてZnの回収は極めて重要である。著者らは、アルカリ土類金属塩化物浴と電気炉ダストの反応によりダスト中のZnを選択的に溶出させ、電気化学的に金属Znへ電解還元することによる、電気炉ダストからZnの新規回収プロセスを提案した。本研究では、MgCl2系溶融塩への電気炉ダスト中Znの溶出挙動について検討した。