一般社団法人資源・素材学会 平成31(2019)年度春季大会

講演情報(2019年1月23日付 確定版)

一般講演

リサイクル

2019年3月8日(金) 13:00 〜 17:00 第1会場 (6号館 3階 631講義室)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、三木 一(九州大学)、 ドドビバ ジョルジュ(東京大学)、大島 達也(宮崎大学)

13:00 〜 13:15

[3K0111-25-01] 塩酸系からのAu(III)抽出に有用なエーテル化合物の比較検討

○大島 達也1、松崎 喜代治1、小山 貴生1、大槻 記靖2 (1. 宮崎大学、2. 日本ゼオン)

司会:芳賀 一寿(秋田大学)、三木 一(九州大学)、 ドドビバ ジョルジュ(東京大学)、大島 達也(宮崎大学)

キーワード:溶媒抽出、金、貴金属、エーテル、塩酸

溶媒抽出法で塩酸系からAu(III)を抽出するプロセスでは、エーテル化合物であるジブチルカルビトール(DBC)が現在最も有力な抽出剤として用いられている。筆者らは近年、シクロペンチルメチルエーテル(CPME)がAu(III)の抽出能力を有することを見出した。他方、鎖長の異なる脂肪族鎖を側鎖に備えた芳香族エーテルのAu(III)抽出能力についても比較検討を進めている。本発表では、これらのエーテル化合物におけるAu(III)の抽出特性を比較し、Au(III)の抽出に有効なエーテル化合物の構造要件について比較するとともに、これらの化合物の基礎物性についても比較した。検討の結果、エーテル化合物の親水性/疎水性バランスと金の抽出容量に相関関係が見出され、抽出剤の水への漏出と金の処理量にはトレードオフの関係があることが示唆された。

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