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[3K0111-25-08] 電気パルス粉砕および湿式テーブル選別を利用する大量処理かつ高純度ガラス製造可能なPVパネルのリサイクルプロセス開発
司会:芳賀 一寿(秋田大学)、三木 一(九州大学)、 ドドビバ ジョルジュ(東京大学)、大島 達也(宮崎大学)
キーワード:太陽光パネル、電気パルス粉砕、高純度ガラス、EVA
従来の太陽光パネルの普及拡大や近々予定されているFIT法の終了,大規模災害等により,2030年以降,太陽光パネルの大量排出が予想されており,こうした状況に耐えられる大量処理かつ高純度ガラス製造が可能な太陽光パネルのリサイクルプロセスの開発が待たれている。太陽光パネルはガラス,樹脂(EVA),アルミ枠,バックシートなどで構成される複合材料であるが,特にガラスは総重量の70~80 %を占め,特にこの再資源化が喫緊の課題である。本研究では,こうした状況において,廃太陽光パネルを通常のシュレッダプラントで処理して得られるガラス濃縮物に電気パルス粉砕と湿式テーブル選別を適用することにより,ガラスとEVAの高度分離による高純度ガラス原料の製造を試みた。電気パルス粉砕においては,ガラスとEVAの単体分離が進むとともに,脆性材料であるガラスはEVAに比べて選択的に粉砕されて細粒群に濃縮されることになる。また,粗粒群に残るガラス分は湿式テーブル選別によりEVAと分離される。これらの単位操作を組み合わせることにより,大量処理かつ高純度ガラス製造が可能なプロセスを構築することが可能と考えている。
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