16:30 〜 16:45
[3K0111-25-14] アルカリ処理による重油燃焼EP灰からのバナジウム浸出機構および同処理の浮選によるカーボン分離への影響
司会:芳賀 一寿(秋田大学)、三木 一(九州大学)、 ドドビバ ジョルジュ(東京大学)、大島 達也(宮崎大学)
キーワード:重油EP灰、アルカリ処理、バナジウム回収、カーボン分離、接触角
重油燃焼火力発電所から排出されるEP灰中の有価重金属,特に供給不安定性のあるバナジウムをアルカリ浸出によって有効的に回収するための前処理法を検討し,そのアルカリ浸出および浮選によるカーボン分離への影響について検討した。
具体的には,浸出前処理として高濃度アルカリによる加熱・混錬を採用し,その有無および加熱温度・時間,混錬条件等を変化させて,その各種重金属のアルカリ浸出率および浮選によるカーボン分離率への影響を検討した。その結果,強い前処理条件下では,カーボン表面の接触角が低下して,その内部に存在する各種重金属のアルカリ浸出率が向上すること,および,浮選によるカーボン粒子の分離が困難となることなどが判明した。また,複数段のアルカリ浸出を行い,バナジウム浸出率が,1段階目90.0 %から6段階目では96.6 %に向上することを見出し,その浸出機構について考察した。
具体的には,浸出前処理として高濃度アルカリによる加熱・混錬を採用し,その有無および加熱温度・時間,混錬条件等を変化させて,その各種重金属のアルカリ浸出率および浮選によるカーボン分離率への影響を検討した。その結果,強い前処理条件下では,カーボン表面の接触角が低下して,その内部に存在する各種重金属のアルカリ浸出率が向上すること,および,浮選によるカーボン粒子の分離が困難となることなどが判明した。また,複数段のアルカリ浸出を行い,バナジウム浸出率が,1段階目90.0 %から6段階目では96.6 %に向上することを見出し,その浸出機構について考察した。
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