資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

最近の採掘技術に関するトピック

2019年9月24日(火) 09:00 〜 12:00 第2会場 (C1 1階 講義室2(173))

司会:高木 裕治(石灰石鉱業協会)、笹岡 孝司(九州大学)

11:00 〜 11:20

[1K0201-08-06] ルートマップ作成システムの開発と運用

○安喰 由実1 (1. 太平洋セメント株式会社)

キーワード:地質調査、デジタル化、測量機器、タブレット端末

当社鉱業部資源グループでは、主に資源評価ならびに同資源の管理を行っている。資源評価では、先ず地表地質調査で、岩石露頭の位置、地質情報等をルートマップに記載し、資源評価資料となる地質図を作成する。しかし、岩石露頭の位置については、歩測等で簡易的に測量するため、調査環境や技能によって個人差が生じる。また調査期間中、各日の調査終了後には、紛失・汚損対策および次の日の調査に使用するために、ルートマップの清書や地形図集成等に1~2時間程の作業時間が発生する。そこで、2016年度より地質調査業務の精度向上と業務効率化を目的として、測量機器を用いた「ルートマップ作成システム」の開発に取り組んだ。ルートマップ作成システムは、「測量機器」と「タブレット端末」を組み合わせることで、リアルタイムで測量した位置情報・踏査ルートをタブレット端末上の地形図に表示し、地質情報の記載を可能にした。本ルートマップ作成システムを開発したことにより、従来のルートマップ作成手法よりも安定した精度で、安全な踏査ルートを選定しながらの調査が可能となった。調査後の地形図への転記作業や清書等がなく、業務効率化や業務負担の低減に貢献できる。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード