資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

現場担当者会議・日本メタル経済研究所エンジニアリングセッション(地球・資源分野)

2019年9月24日(火) 13:00 〜 14:30 第5会場 (C1 3階 グローバルホール人融(311))

司会:柏谷 公希(京都大学)

14:00 〜 14:30

[1K0506-08-03] 世界の金・銀鉱山の現状と展望

○中村 廉1 (1. 一般社団法人 日本メタル経済研究所)

キーワード:金鉱山、銀鉱山

金や銀は古くからその輝きと希少性から、装飾品や安全な資産として重用されてきた。とくに金は非鉄金属の中にあって生産量は少ないが、高価格ゆえに銅と並んで市場規模最大クラスの金属であり、その存在感は大きい。
昨今、世界経済成長の見通しの不確実さ、米中貿易戦争、米国利上げの慎重さ、そして最近のM&A取引の活発化などによって金への投資および金鉱山会社への関心が高まっている。また、世界の非鉄金属探鉱投資の半分は金探鉱という状態が続いている。
一方で、金価格の低迷、埋蔵鉱量の伸び悩みに加え、鉱山開発の初期投資と閉山費用などへの負担増加によって、金鉱山企業において時価総額が下落している。そのため、金鉱山企業はコスト削減と埋蔵鉱量の確保を狙ってM&Aが活発化している。
このような状況下、国別、会社別、鉱山別に金銀鉱床のタイプや生産量などの現状をまとめ、今後の展望を試みた。

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