資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

企画講演

休廃止鉱山のグリーン・レメディエーションに関する研究動向

2019年9月24日(火) 13:00 〜 17:00 第8会場 (C3 1階 講義室1(b1N01))

司会:宮田 直幸(秋田県立大学)、五十嵐 敏文(北海道大学)

16:45 〜 17:00

[1K0801-14-14] 休廃止鉱山の環境管理におけるステークホルダーの意識の変遷(発表者:博士課程)

○柴田 由紀枝1、松田 裕之1、保高 徹生2、岩﨑 雄一2 (1. 国立大学法人横浜国立大学、2. 国立研究開発法人産業技術総合研究所)

キーワード:休廃止鉱山、持続可能性、包括的リスク管理、鉱山の歴史、文献調査

休廃止鉱山では、環境管理に必要なコストを負担する事業収入が見込めない中で、長期的な処理コストと実質的な環境リスクを考慮しながら合理的に実行可能な範囲で環境管理を推進することが喫緊の課題となっており、環境的な側面だけでなく、社会的、経済的な側面も含め、持続可能性を考慮した包括的なリスク管理手続きの検討が求められている。このような包括的なリスク管理手続きを実施するには、化学物質の生態影響など科学的な環境リスク評価のプロセスと共に、休廃止鉱山に関わる様々なステークホルダーの理解が得られることが肝要となる。

 我々は、休廃止鉱山における、持続可能性を考慮した包括的リスク管理に必要な社会的合意形成プロセスを検討するため、日本各地の鉱山における、①これまでの鉱山の歴史、②住民・行政との対話におけるトピックスの変遷やステークホルダーの視点から見た今後の課題、③今後の鉱山の運営管理をしていく上での物理的な課題、などについて、文献調査や聞き取り調査を開始した。本発表では、予備的な調査結果について報告する。

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