資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演1

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:32 第5会場 (C1 3階 グローバルホール人融(311))

09:38 〜 09:46

[2K0501-14-02] 高不純物粗銅粉の硫酸浸出残渣に含まれるSbの低減(発表者:修士課程)

○原田 礼知1、川村 茂1、高崎 康志1、芳賀 一寿1、柴山 敦1 (1. 秋田大学)

キーワード:硫酸浸出残渣、アンチモン、浸出、アルカリ溶液

基板等のリサイクル原料は、銅精鉱と共に酸化溶解することによって微量含んでいる貴金属やレアメタル等をリサイクルしている。これらの原料中にSb(アンチモン)は難燃剤として三酸化アンチモンが使用されている。近年リサイクル原料が増加しており、それに伴い粗銅粉中に含まれるSb含有率が増加してきている。硫酸浸出時、粗銅粉中のSbは一旦Sb(Ⅲ)で溶解した後、さらに酸化され Sb(Ⅴ)になり、酸化物として晶析する。この残渣中のSbは貴金属回収工程の電気炉処理において、電気容量、炉内容量の負荷を増大させるため、貴金属工程の前工程でSbを分離回収することが望まれている。
本研究では硫酸浸出残渣に含まれるSbを浸出し、回収することを目的とし、Sbの7割以上を浸出分離することを目標に検討した。XRDより粗銅粉の硫酸浸出残渣中に含まれるSbは主にSb2O5として存在していることが確認された。模擬試料としてSb2O5を用いた浸出試験で、SbはKOHで浸出可能であり、金属Sbも回収可能であった。本発表では、アルカリ溶液を用いた硫酸浸出残渣の浸出試験を行い、Sbやそれ以外の元素の浸出挙動を調査した。

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