資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演2

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:32 第6会場 (C1 3階 会議室3(312))

09:46 〜 09:54

[2K0601-14-03] 高安定かつ高性能な透明導電膜形成を目指したCuナノワイヤの表面制御(発表者:修士課程)

○木村 ほのか1、横山 俊1、本宮 憲一1、高橋 英志1 (1. 東北大学)

キーワード:透明導電膜、Cuナノワイヤ、表面制御

透明導電膜は,太陽電池などの光学デバイスの必須部品であり,高い導電性と光透過性が求められる.現在広く用いられている透明導電膜材料であるインジウム酸化スズ(ITO)は,高性能であるが,インジウムの毒性や価格,フレキシブル性の低さが課題となっている.そこで,近年では,毒性が低く低価格で,フレキシブル性を持つCuナノワイヤが代替材料として期待されている.Cuナノワイヤは合成法が高コストであることに加え,ナノワイヤの表面酸化による性能の劣化が大きな課題である.当研究室の先行研究において,低毒性な試薬と水溶液を用いた室温中での液相還元法によるCuナノワイヤ合成法を開発に成功している.しかし,得られたナノワイヤは他の合成法と同様に,表面保護剤であるポリビニルピロリドン(PVP)が表面に存在するため,導電性の高いCuナノワイヤネットワークを形成することが出来ない.一方,PVPを除去すると,ナノワイヤの表面が酸化するためナノワイヤの導電性が低下する.本研究では,クエン酸水溶液によるPVPおよび酸化物除去と,耐酸化成付与のため,表面不純物除去後にZnOの被覆によるナノワイヤの安定化を試みた.

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