資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演2

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:32 第6会場 (C1 3階 会議室3(312))

09:54 〜 10:02

[2K0601-14-04] 中温型固体酸化物燃料電池におけるLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3-δカソード材料へのTiドープの影響(発表者:修士課程)

○古賀 一紗1、山口 勉功1 (1. 早稲田大学)

キーワード:固体酸化物燃料電池、カソード材料 、分極、ペロブスカイト構造

中温型固体酸化物燃料電池(IT-SOFC)のカソード材料としてペロブスカイト構造の酸化物が用いられているが、触媒性の向上のためのコバルトの使用による高コスト化が普及の壁となっている。本研究ではIT-SOFCに一般的に使用されているLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3-δ(LSCF)にルチル型TiO2を添加し、固相反応によってCo,FeサイトにTiを固溶させ、TiをドープさせることでCo使用量を低減し、材料性能を維持したうえでコストを削減することが可能か検討した。LSCFに0,0.05,0.1,0.25,0.5,1,2mass%TiO2添加によって作製したカソード材料と8YSZ電解質、Pt対極を使用して半電池セルを作成した。700~800℃、大気下で交流インピーダンス測定によって電気伝導抵抗と分極抵抗を測定し、0%試料と比較することで、その電極性能を評価した。その結果、TiO2の微量(2mass%以下)添加によって、混合内部抵抗が減少することが明らかになった。

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