資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

若手ポスター発表 ショート講演

プロセス・素材分野ショート講演3

2019年9月25日(水) 09:30 〜 11:24 第7会場 (C1 3階 大会議室(314))

10:10 〜 10:18

[2K0701-13-06] アスコルビン酸水溶液中における高アスペクト比Cuナノワイヤの高速合成(発表者:修士課程)

○及川 大輝1、横山 俊1、本宮 憲一1、高橋 英志1 (1. 東北大学)

キーワード:透明導電膜、液相還元法、Cuナノワイヤ、成長メカニズム

現在、種々の光学デバイスに必要不可欠な透明導電膜の多くは、酸化インジウムスズが用いられている。酸化インジウムスズは非常に高性能ではあるが、希少かつ高価であり、更に脆く、曲げに弱いという欠点がある。そこで、近年では次世代デバイスへの適用を目指し、低価格かつ曲げに強い透明導電膜の開発が行われている。その中で、Cuナノワイヤは、高い性能に加え、低コストであり、曲げに強い性質から、精力的に研究されている。ただし、Cuナノワイヤの主流な合成法は、液相還元法であるが、高温、高圧、有機溶媒、毒性試薬を必要とする場合が多く、高コストな合成となり、結果として、高い材料となる。そこで我々は、酸性水溶液中において、ビタミンCであるアスコルビン酸を還元剤として、銅錯体を還元する、低コストな合成法の開発に成功している。しかし、本合成法から得られるナノワイヤはアスペクト比が低いため高い性能が得られず、また反応時間が48時間以上と非常に長い。そこで本研究では、アスコルビン酸を用いた反応を再度設計することで、還元反応駆動力を増加させ、短時間に高アスペクト比なナノワイヤの合成を試みた。

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