資源・素材2019(京都)

講演情報(2019年8月9日付 確定版)

一般講演

【一般講演】資源開発技術・開発機械

2019年9月26日(木) 09:55 〜 12:05 第5会場 (C1 3階 グローバルホール人融(311))

司会:奈良 禎太(京都大学)、陳 友晴(京都大学)

11:45 〜 12:05

[3K0502-07-06] 仮想領域法を用いた電磁波反射による地下媒質物性推定方法に対する有効性評価(発表者:修士課程)

○木村 巧志1、三ケ田 均1、武川 順一1 (1. 京都大学)

キーワード:誘電緩和、仮想領域法

地中レーダ探査は,電磁波の反射現象を利用して探査対象の位置及び深度の調査を目的として用いられてきた。一方で,対象の物性に対する評価は難しく、それらを可能とする新たな手法の開発が望まれている。そこで、著者らの先行研究では、誘電緩和現象に着目し、電磁波の反射情報のみを利用して地下に存在する媒質の物性を推定する基礎方程式を導出し、実験によって得られている真値と比較検討を行った。その結果、得られた推定結果は誘電緩和現象をよく表しているといえ、電磁波の反射現象のみを利用した地下媒質物性推定の可能性が示唆された。本研究は、この解析的に得られた結果に対して、数値実験による結果と比較することでその有効性の評価を試みるものである。ただし、誘電緩和現象が起こる周波数帯が数GHzと高いため計算コストを考慮して仮想領域法を導入した。これにより、高周波数帯においても、計算コストを抑えつつ安定的に解析が行えることとなった。

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