14:30 〜 14:50
[1K62507-18-05] 地震探査手法を用いたEORにおける地下流体流動モニタリングのための基礎的研究 (発表者:修士課程)
キーワード:地震探査、EOR、タイムラプスモニタリング、数値実験
世界的に石油の需要は依然として高く,効率の良い貯留層開発が望まれている。一般的に石油の回収率は一次回収,二次回収をへても30から60%程度であり,油田からのさらなる石油の回収を期待して石油増進回収法(EOR)が行われる。既存の研究により,フォームEORの微視的・巨視的メカニズムが明らかにされてきたが、地下でどのようにフォームが進展していくかということを探査する手法はまだ確立されていない。そのため,EORの効果は主に油層シミュレーションや生産井,圧入井から得られるフィールドデータにより評価されており,フォームの不安定性等から発生する置換フロントの不安定現象を予測できない。
地下孔隙内流体の違いは地震波応答に影響を与えるため,地震探査手法を用いたモニタリングが有効であると考え,著者らは数値実験により地震探査手法を用いたフォームEORのタイムラプスモニタリングの検証をおこなった。その結果,地震探査手法によりフォーム置換フロントを正確に捉えられることがわかり,地震探査手法を用いたモニタリングがEORを効率的に行うための重要な技術のひとつになることが示唆された。
地下孔隙内流体の違いは地震波応答に影響を与えるため,地震探査手法を用いたモニタリングが有効であると考え,著者らは数値実験により地震探査手法を用いたフォームEORのタイムラプスモニタリングの検証をおこなった。その結果,地震探査手法によりフォーム置換フロントを正確に捉えられることがわかり,地震探査手法を用いたモニタリングがEORを効率的に行うための重要な技術のひとつになることが示唆された。
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