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[2K62201-08-04] DEM-CFDを用いた水流型比重選別の分離精度に対する粒子形状の影響評価 (発表者:修士課程)
キーワード:プラスチック、自動車破砕残渣、リサイクル、離散要素法、数値流体力学
自動車破砕残渣(Automobile shredder residue, ASR)動車リサイクルの最終残渣である。ASRのリサイクル率は97 %以上であるものの,そのほとんどがサーマルリサイクルとして熱回収されている。ASRからのマテリアルリサイクルのためには,ASRの主な構成成分であるプラスチックの相互分離技術の確立が必要である。我々はプラスチックの高精度な相互分離を目的として,水流を利用した比重選別装置を開発している。プラスチック粒子のわずかな密度差に起因する水流中の浮沈挙動の違いによる分離を達成するためには,水流中の粒子挙動の把握および制御が必要である。そこで本研究では,DEM-CFDシミュレーションを用いて水流選別装置内の粒子分離挙動を解析するとともに,粒子形状が分離精度に与える影響を評価することを目的とした。球形粒子と同体積のアスペクト比が異なる非球形粒子をモデル化し、比重の異なる2成分の粒子群の分離挙動を解析した。アスペクト比の大きな非球形粒子であるほど,軽比重粒子だけでなく重比重粒子も浮上産物として回収される傾向が確認された。
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