一般社団法人資源・素材学会 2020年度春季大会

講演情報(2020年1月24日付 確定版)

企画講演

粉体精製工学部門委員会 学生賞セッション

2020年3月16日(月) 09:00 〜 11:35 第3会場 (6号館 2階 622講義室)

司会:晴山 渉(岩手大学)、芳賀 一寿(秋田大学)

09:45 〜 10:05

[2K62201-08-04] DEM-CFDを用いた水流型比重選別の分離精度に対する粒子形状の影響評価 (発表者:修士課程)

○新田 彩乃1、土井 眞2、安藤 裕二3、木原 忠志4、張田 真5、綱澤 有輝6、所 千晴7 (1. 早稲田大学大学院、2. 日本シーム株式会社、3. 協和産業株式会社、4. エコメビウス株式会社、5. ハリタ金属株式会社、6. 産業技術総合研究所、7. 早稲田大学)

キーワード:プラスチック、自動車破砕残渣、リサイクル、離散要素法、数値流体力学

自動車破砕残渣(Automobile shredder residue, ASR)動車リサイクルの最終残渣である。ASRのリサイクル率は97 %以上であるものの,そのほとんどがサーマルリサイクルとして熱回収されている。ASRからのマテリアルリサイクルのためには,ASRの主な構成成分であるプラスチックの相互分離技術の確立が必要である。我々はプラスチックの高精度な相互分離を目的として,水流を利用した比重選別装置を開発している。プラスチック粒子のわずかな密度差に起因する水流中の浮沈挙動の違いによる分離を達成するためには,水流中の粒子挙動の把握および制御が必要である。そこで本研究では,DEM-CFDシミュレーションを用いて水流選別装置内の粒子分離挙動を解析するとともに,粒子形状が分離精度に与える影響を評価することを目的とした。球形粒子と同体積のアスペクト比が異なる非球形粒子をモデル化し、比重の異なる2成分の粒子群の分離挙動を解析した。アスペクト比の大きな非球形粒子であるほど,軽比重粒子だけでなく重比重粒子も浮上産物として回収される傾向が確認された。

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